Newsletter—March 2016
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ビジョンおよび人員配置:成功の原則

Message from ラッセル・エルワンガー — タワージャズ最高経営責任者& TPSCo会長

達成感、安心感および 成果 (即ち、成功)を定義づけ、生み出す原則は、ビジネスの世界はもちろん、私生活にも適用される「統一場理論」を形成します。



この原則は2種類に要約されます:

  1. ビジョン
  2. 人員配置
ビジョンは必要とされる人員配置を明確にします。適切な人員配置をすることで、最初のビジョンを実現し、さらにビジョンを発展させるアイディアをもたらすことができます。ビジョンが発展するにつれて、人員配置は、改善および/または追加されることがあります。卓越性を追求する者にとって、このサイクルは絶えず続きます。

私生活におけるビジョンと人間関係

誰もが、若い時に、自分自身に以下を問いかけることによって、ビジョンを描くでしょう

  • 私はどのような価値に忠実でいたいのか?
  • 私の名前にどのような「ブランド」をつけたいのか?
  • これらの価値と私のブランドを磨くために誰を手本とすべきなのか?
  • 私の喜びとは何なのか?
  • どのような趣味、活動およびスポーツが私をわくわくさせ、高揚させるのか?
  • これらの活動の根本的な原則をよりよく理解するために、私の話し相手となり、助言者となり、手本とすべき人となるのは誰なのか?
  • 私が研究すべきビデオ/プレゼンテーション/記事/本は何なのか?
  • どのような活動および思考グループが私に平穏をもたらすのか?
  • どの知人や友人が私に刺激を与えてくれるのか?
  • 私を元気づけ、自信や学習意欲を与えながら対話が自然にできるのは誰なのか?
  • 私はどのような対話から空虚感や不安を感じるのか?
  • 家族やコミュニティ、世界に、私はどのように付加価値を与えることができるのか?
  • 価値を生み出すために私はどんなスキルを磨く必要があるのか?
  • これらのスキルを磨くために私は何をすべきなのか?

「何/どのような」の質問に対する答えは、その人のビジョンを形成し、「誰」、「どの」 および 「どのように」に対する答えは、その人の人間関係を形成するものです。親は、若者の人間関係において重要な役割を担っています。これは人生で最初に直面する不平等です。申し分のない環境を提供するすばらしい親もいます。そうでない親もいます。そして、個人の性格は、幼児期の影響を受けると言われています。人は、現世で、自分の「生まれながらに持つ権利」について決めることはできませんが、その時点以降、個人的に決定する力が徐々に構築されていきます。それゆえ、人生の進路を順調に進みビジョンステートメントを達成するためには、必要に応じて調整しながら、継続的にこれらの答えを再評価し、これらの質問に対する進捗を審査しなければなりません。

スキルを増やし、個人的な目的を成し遂げ、そして目標を達成すると、自信が高まります。人は、自信が高まるとさらに高いレベルに挑戦するようになり、その結果、自然と交流関係が変化し始め、前向きに大きな挑戦に立ち向かうという秘薬を介して同じように成長している人々の方へ移行し始めるのです。個人的な安心と平穏は自己認識および自信において重要な役割を担っています。自信の程度が高ければ高いほど、自身の信念も強くなり、結果に対してわずかまたはほとんど発言権のない大きなシステムの一要素としてふるまうよりも、自己決断によって行動するようになります。

ビジネスの世界でのビジョンと人員配置

ある人が事業を率いる機会を得た場合、その人にとってビジョンを発展させ、表現することが不可欠です。ビジョンは、その事業が生み出す価値と、会社がそれを生み出すために実行する文化を定義します。価値提案は市場のニーズに応えるために名目上調整されます。これは多くの手段を通じて達成することができます。例えば:

  • 既存市場への異なるサービス、またはより良いサービスの提供
  • 顧客基盤の一部またはすべてとの差別化されたパートナーシップモデル
  • 現在の需要に応えるより良い製品または新しい需要を生み出す製品の創造
  • 上記の手段の組み合わせ

一度、最初のビジョンを策定したら、このビジョンの達成に向けた適切な人員構成をおこなうために慎重に考慮しなければなりません。創造が必要な場合、言い換えると、ビジョンにとって、資金調達および実施に先立ち高いレベルでの改革が必要な場合、人員については、例えばスケジュールの厳格な順守や官僚的な「追跡システム」など他の主要な能力の優先順位は下げ、この改革面に大きく重点を置かなければなりません。一方、ビジョンおよび企業のライフサイクルが、成功の第一の鍵が実施段階にある場合、人員については、実行能力の高い人に大きく重点を置くことが最優先となります。

「交代すべきでない唯一のリーダーは、その組織のほとんどのメンバーが、交代しても大丈夫なリーダーです。」と言われています。最初のビジョンを実行するだけでなく、挑戦し、また最も重要なことですが、新しいアイディアを出し合う有能な人員を配置することが最も不可欠です。もし初期のビジョンがある程度正しければ、適切な人員配置によって、ただ関連する成功でビジョンを達成するために前進するだけでなく、ビジョンを成長させる思考、感情およびアイディアが得られます。意欲にあふれる高校教師が好奇心とやる気にあふれた生徒の展望を拡大するのと同じく、有能で意欲あふれる社員は会社のビジョンと展望を拡大します。事業が成長するにつれ、お客様は人員配置の一部になっていきます。これは、積極的にお客様のフィードバックを追跡し、またそれに対して迅速に対応すること、そしておそらく、さらに大事なことですが、長期的なパートナーシップを通じて将来に可能性を与えることで生じます (例えば、複数世代間にわたるロードマップの開発など)。

揺りかごから墓場までのライフサイクルをもつプロジェクトがあるとしても、確固たるビジョンとすばらしい人員配置をもつ堅実な会社はほとんどありません。ビジョンおよび (お客様との関係を含む)人員配置は、すべての活動が「揺りかごから揺りかごまで」となっていることを確実にしなければなりません。有能で熱意をもった社員が、活躍できる環境下に配置された時の優れた活動は、常にではなくとも、ほぼ常に、すばらしい活動を活発化させます。

私たちは、当社の戦略を実証し、ランレートで年間収益1億ドルから10億ドルを超えるまで成長させてくださったお客様に深く感謝しています。皆様の信頼と貴重なご意見に感謝しています。私たちは皆様により貢献するために、すなわち、当社が強化してきた生産能力をすべて活用してさらに高い価値を創造するべくさらなる挑戦に共に取り組んでいくために、さまざまな変革を実行しています。

ラッセル・エルワンガー
タワージャズ CEO
TPSCo会長

Feature

2015年を振り返って

2015年、タワージャズは多くのことを達成しました。収益の年間ランレートは10億ドルまで伸びており、ティア1のお客様方との協働による多世代アナログロードマップの開発、今後数年間を見据えた生産能力の増強などを実現しました。


オペレーション

2015年、タワージャズは米国テキサス州サンアントニオにあるMaxim Integrated社の8インチファブを取得したことにより、世界規模で生産能力が拡大したことを発表しました。 今回の生産能力の拡大で現在および将来の強い需要に対応することが可能になり、生産の柔軟性と費用対効果が高まります。また、1カ月あたり約28,000枚のウエハの増産が可能になります。 タワージャズはお客様からの需要の増加にお応えするため、このファブにおいて先端の高周波SOI(RF-SOI)など当社の核となるスペシャルティテクノロジーの認証を迅速に進める予定です。


研究開発

タワージャズの世界各国のファブには、高等教育を受け、かつ経験を積んだR&Dスタッフの知識とスキルに育まれたイノベーション環境があります。 ニューポート・ビーチ(カリフォルニア州)のRF&MEMS、ミグダルハエメク(イスラエル)のCMOSイメージセンサ、NVM、パワーデバイス、そして日本のファブにおける車載チップ、スケールダウンCMOS、組み込み製品対応CMOSなど、それぞれのサイトが固有の経験を有しています。 2015年には、サイト間の技術移転等の製造戦略と並行して、R&Dについてもサイト間の協力関係を育みました。 多様なフィールドのR&Dエンジニアの経験を集約することで、タワージャズのお客様にとってブレークスルーとなるビジネスの機会を開く斬新なアイデアが育ちました。

2015年のテクノロジーハイライト

タワージャズのすべてのビジネスユニット(BU)において、イノベーションプロジェクトが技術面の進展を促し、お客様の次世代デバイスをサポートしました。


RF/ハイパフォーマンスアナログ

RF SOI関連では、2015年には量産をおこなうタワージャズの製造拠点が増加しました。現在では、米国とイスラエルの両方のファブにおいてすべての種類のRF SOIおよびRF CMOSの生産をおこなっています。 また魚津(日本)にあるTPSCoの300mmファブは、RF SOIデバイスで業界最高のRon-Coff(オン抵抗xオフ容量)性能指数になるサブ90fsを達成しました。 SiGeでは低ノイズアンプ、およびスマートフォンその他のモバイルプラットフォーム向けに新たな種類のパワーアンプの生産を開始しました。 当社の高速SiGeプラットフォームは、UCSDの5G 256エレメント60GHzのフェーズド・アレイ・トランスミッタなどの業界で最も印象的なデモに使用されました。


パワーマネジメント

タワージャズは先進的な0.18ミクロンのパワーマネジメントプロセス(TS18PM)を拡大し、効率性の改善、低電力消費、小型化に直結するオン抵抗(Rdson)の30%改善に成功しました。 このプラットフォームはコンピュータ、ワイヤレス、産業用、車載用など、今日のパワー半導体市場の40%超に照準を合わせています。 タワージャズのTS18PMプラットフォームを使用したエンドユーザー向けアプリケーションの1つに、マルチフィンガーやデジタルペン(スタイラス)を認識する特殊な機能を有するタッチスクリーン・コントローラがあります。 最近、この先進的なデジタルペン技術はMicrosoft社のSurface製品に採用されました。


CMOSイメージセンサ

タワージャズはこの1年で多くの新しい技術を開発し、そのうち3Dジェスチャーコントロールアプリケーション向け近赤外線感度の小型グローバルシャッター(GS)ピクセルを含む複数の技術はすでに量産段階に入っています。 これは6Tピクセルとして知られるトゥルーCDS(相関2重サンプリング)ピクセルです。 また当社は、深度センシング技術向け最新赤外線センサおよび紫外線感度が極めて良好なBSIセンサの量産を開始することも発表しました。 BSIについては、ヨーロッパでのパートナーと協働して多くのお客様向けに順調に開発が進みました。 さらにタワージャズでは、車線逸脱防止および暗視用に徐々に拡大しつつある自動車用ADAS(先進運転支援システム)市場の一部として、車載分野で使用される独自の「ゲーテッド」ピクセルを開発しました。


ミックスドシグナル/CMOS

昨年、タワージャズはTPSCoで複数のミックスドシグナルおよびCMOSプラットフォームの認証を完了し、お客様のために製造能力を拡大し、製造の柔軟性を高めました。 また、タワージャズではワイヤレス通信(60~77GHz)、車載用レーダー(57~86GHz、主力は77GHz)、およびイメージングやスキャニング(100GHz)などの様々なアプリケーションを対象とする初の65nmミリ波(mmWave)RFCMOSプラットフォームを発表しました。


TOPS

2015年は、TOPSビジネスにとって非常に忙しい年でした。これは、TPSCoの砺波ファブ(日本)で複数の大口顧客のプロセス移管が増え、またイスラエルでタワージャズの重要なお客様のために迅速にプロセスを立ち上げ、量産も始めたためです。 TOPSはお客様のどのようなプロセスフローにも対応可能ですが、現在サポートしている主要なカスタマーアプリケーションはパワーアプリケーション向けディスクリートFET、不揮発性メモリ(NVM)、および磁気メモリです。


航空宇宙および防衛

航空宇宙および防衛関係(A&D)のお客様に対するサポートを強化するための最近の事業活動には、Jazz Semiconductor Trusted Foundry(JSTF)が米国国防総省のDMEA(Defense Microelectronics Activity)から認定を受けたことや、CMOSイメージセンサ、ROIC、赤外線(IR)カメラ向けの新しい性能など、A&Dのお客様によって開発され航空宇宙および防衛関係市場に応用される可能性がある新しい技術の実装が含まれています。

最後に

当社の昨年の業績は非常に満足できるものでありますが、2016年を通じて、拡大し続けている顧客基盤からの高まる需要に応え、将来のビジネス機会に投資することで、さらに良いポジションとなることを確信しています。


財務ハイライト

2015年第4四半期および2015年度決算報告

2015年は、タワージャズにとって財務的見解としてほぼすべてのパラメタ―において記録的な結果を達成した年となりました。年間を通じた一定の成長、かつ継続的な利益とバランスシートを強化しながら、タワージャズは、将来のためにその目標を追求するための確固たる基盤を作ることができました。

過去最高の売上げを達成

  • 2015年度の売上は9億6千100万ドル(前年比16%増加)
  • 2015年第4四半期の売上2億5千500万ドル(前年比8%増加)
    • ランレートでは10億ドル超え
  • 2016年第1四半期売上見通し:2億7千600万ドル(前年比22%増加)

健全なバランスシートおよび財務比率

  • 純負債を1億500万ドルに削減(2014年12月31日時点は3億1千8百万ドル)
  • 現金および短期預金は2億600万ドルに増加
  • 純負債/EBITDA比率は2014年第1四半期の3.5倍から0.4倍に低下
  • 流動比率は、2014年12月時点の1.3倍に対して2015年12月31日時点では2.1倍

Quarterly Revenues ($M)

* Based on the company’s mid range guidance

TowerJazz Events

タワージャズ&TPSCoテクニカルグローバルシンポジウム(TGS)

2015年のTGSは、アナログ/ミックスドシグナルアプリケーションの急成長をけん引する鍵となるメガトレンドについて“Specialty IC Manufacturing for a Smart World”をテーマに、韓国、日本、米国で開催されました。

2016年は、中国、日本、米国での開催を予定しています。



各国で開催されるTGSは、アナログスペシャルティファンドリリーダーとして、両社の競争力、業績報告、事業戦略およびアナログの成長市場へのフォーカスについて、タワージャズ、TPSCo両社の経営陣からお客様に直接お話する唯一の機会です。参加者は、RF、パワーマネジメントおよびCMOSイメージセンサにおける高度な技術だけでなく、我々のグローバルに展開する生産能力およびデュアルソーシング体制について理解を深めていただくことができます。

また、TGSでは、業界のリーダーの方々との交流を深め、新しいビジネスチャンスのきっかけになる有益な情報が得られる貴重な機会となっており、2015年は半導体メーカー、設計サービス、大学、行政関連、メディアやアナリストの方々など250を超える企業、団体から450名以上のお客様が参加されました。

2016年のTGSは、中国、日本、米国での開催を予定しています。詳細の日程は後日発表いたします。

今年もTGSでみなさまにお会いできることを楽しみにしています。


2015 TGS event sponsors included many of the leading EDA vendors and tool providers in the industry:



Feature
Mr. Ilan Rabinovich

タワージャズの品質管理

Ilan Rabinovich, Worldwide Senior Vice President of Quality and Reliability

タワージャズは複数の製造拠点を持ち、技術の多様性と大規模でかつ成長している顧客基盤によって、近年、最も速く成長している専業のスペシャルティファンドリの1つになっています。 2014年にパナソニックとの間で設立された合併企業により、タワージャズの既存の製造プロセスを使用する工場が増加すると共に、先端技術の利用によるこれまでと異なる次元の事業活動が当社に加わりました。 こうした成長、そしてワールドワイドで働く人材、作業方法、カスタマーインタフェースの変動に伴い、全社にわたり質の高いマテリアルとカスタマーサービスを維持していく必要があります。

質の高さを実現するには、ベストクオリティ・プラクティスの実施と、すべての企業文化と製造サイトの間の調整が必要であり、それは各マネージャーとそのチームにとって統合に向けた挑戦だといえます。 当社が多くの目的やお客様からのご要望を達成するには、従業員個人とチームがお客様に対するコミットメント、そして当社の目標の一部であるコミットメントの両方を達成することが不可欠です。 そこで私たちは、当社全体にあてはまるシンプルで不可欠なモットーを考えました。それは「有言実行」です。

このモットーをもとに、私たちはお客様のニーズにお応えし、当社全体の品質と効率性を高めることを目的に、全社を対象とする品質イニシアチブを体系化しています。 このモットーは毎日の事業活動、チームワーク、そしてプロジェクト管理に組み込まれています。

世界中で製造施設を運営することの大きなメリットの1つは、異なるサイトの間でベストプラクティスを実践し、その中からよりよいものを選ぶことで、会社全体の効率性が改善してより良い結果を得られる可能性があるということです。 こうした統合からメリットを得る方法を明確にする上で、品質チームが主導的な役割を果たしています。 TPSCoから引き継いだ日本の文化、中でも最も重要である品質に対する日本的なものの見方は、当社全体の質を高めるすばらしい機会を提供してくれています。

2016年、私たちは日本的なメンタリティの要素を取り入れ、自らの重要なDNAに組み込む予定です。 さらに、私たちはすべてのサイトに共通なグローバルな手法と実践で、社内において「共通言語」を醸成し、お客様と従業員にとって最もよい結果を達成することをめざします。 私たちはこうしたアプローチにより、タワージャズがスペシャルティファンドリの最前線を走り続けることができると考えています。

TPSCo Highlights
Mr. Guy Eristoff

TPSCo—Production and Technology Updates

ガイ エリストフ—TPSCo CEO

2016年は、TPSCoが真のグローバルスペシャルティファンドリとして生まれ変わる、まさに勃興の年です。

今年は事業の拡大、将来への期待、新しい挑戦などがたくさんあり、大変有望な一年になるでしょう。当社の活動が市場に受け入れられ、関連する生産が順調に開始されています。現在、生産量はTPSCo設立時と比較して約65%増加しています。2年前に予想していたより多くの新しいサードパーティのお客様と多くの契約を締結させていただいております。

当社は主として、300mmではRFSOIとRFCMOS, 200mmでは低Rdsonを実現するスケーラブルなBCDmosパワーマネジメント技術、ディスクリートトレンチMOS に注力しています。またイメージセンサでは200mm、300mm共通に車載や産業向け グローバルシャッターや高感度NIRセンサなどに注力しています。

TPSCoの3工場の概要

富山県魚津市の300mm工場では自社の保有する28nmからの最先端テクノロジーを 利用し、世界最高のRon*Coff<90fsを誇る RFSOI、110GHzをサポートするRFCMOS、世界をリードするイメージセンサを開発しています。一方、新潟県妙高市の新井にある200mm Cu配線対応工場ではお客様専用プロセスの導入やグローバルシャッター技術を開発・導入しています。富山県砺波市にある大規模な200mm工場では、ファブライトやIDMのお客様向けに、多くのカスタマイズされたプロセスで生産を行っています。当社のTS18PMとして知られている0.18um BCDmosプロセスは2016年1月にすべての信頼性確認が完了し、すでに業界をリードするお客様に多くの試作品をお届けしています。ファンドリ顧客契約は2015年第3四半期に100件を超えました、さらにお客様の製品品種数は2015年の第3四下半期だけで2倍に増加しています。

CMOSイメージセンサ(CIS)テクノロジー

TPSCoは監視、車載、デジタルスチルカメラ、産業や医療など、非常に幅広い用途に既に数多くの高性能な画素性能を持つイメージセンサ製品を提供しています。高ダイナミックレンジセンサを要求されるお客様には、ブルーミングを最小限に抑制しながら、高飽和特性を有する設定変更可能なピクセルを提供しています。セキュリティ分野のNIRセンサは現在、成長市場です。TPSCoは現在110nm CISプロセスにおいて、850nmの波長で量子効率20%を実現し、かつ低クロストークを特長とする画素を提供しています、さらに2016年には65nm CISプロセスで25%まで量子効率を向上した近赤外線用画素を提供していく予定です。このほか産業用途等のアプリケーション向けに低ノイズ性能に優れた6トランジスタ型グローバルシャッター技術も2016年中にお客様に提供を開始する予定です。

RFSOI/RFCMOSテクノロジー

昨年の9月にプレスリリースでお知らせしたとおり、TPSCoは300mm RFSOIプロセスにおいて世界最高性能の<90fsを誇るRon-Coff(オン抵抗xオフ容量)性能を達成しました。既に、この技術を利用した2.5V RFスイッチプロセスの(PDK)のリリースを開始しています。2016年の第2四半期には、RFフロントエンド・ソリューションのためのデュアルゲート1.2V/2.5VのPDKをリリースする予定です。さらに、65nmプロセスを用いたミリ波RFCMOS技術PDKもリリースを開始しました。このPDKでは膜厚3.3umの低抵抗Cu配線を用いたインダクタ設計キット、伝送線路PCell、110GHzまでモデル化された2.5fF/um2のMIM容量を備えています。

パワーマネジメント プラットフォーム

少ないマスクで業界最高性能のRdsonを実現する高電圧0.18umのスケーラブルなBCDMOS技術を、2014年から2015年にかけタワージャズからTPSCoに移管しました。すでに多数の製品試作・少量生産を実施してきており、本格量産も2015年第4四半期から開始しました。主なプロセスは2種類有ります。中電圧用非絶縁エピプロセスとLEDドライバや、高圧ドライバのような高電圧駆動や負電圧アプリケーションのための完全に絶縁された特性を有するNBL層付エピプロセスです。PDKはタワージャズのPDKと同一であり、充実した機能を提供しています。同じプロセスが異なる地域のタワージャズの工場で対応可能となり、お客様のためのビジネスコミュニティを提供します。民生用・産業用に続き2016年中頃までには車載用サポートも開始します。TS18PMをロジック専用に最適化したTS18SL、TS18SLの90%シュリンク版TS16SLも導入中です。さらに高耐圧ソースドライバ向けに18VのHVCMOSと1.8Vあるいは3.3Vのコアトランジスタを搭載したTS18HVと呼ぶデュアルゲートプラットフォームも開発しています。2016年は、さらに低Rdson版LDMOSデバイスを搭載した0.18umパワープロセスも導入する予定です。

TPSCo品質管理

TPSCoは集中した生産活動を通して優れた品質、高度なIPセキュリティ環境、トータルな顧客満足を提供するために尽力しています。

また、ISO9001とISO/ TS16949品質および車載向管理システム、および、35年以上にわたる継続的な車載向け部品の製造経験をもとに確固たる製造プロセスを展開しています。また、当社はISO27001、IEC15408に基づき、暗号化や電子マネーデバイスを製造しているお客様にも安全な製造環境を維持しています。

Technical Global Symposium

また、2015年のテクニカルグローバルシンポジウム(TGS)を韓国、日本、米国でタワージャズと共催し、TPSCoの最新テクノロジーや製造での優位性をお客様や今後お客様になる可能性のある参加者の方々に直にご紹介することができました。私たちはこのシンポジウムを通して、TPSCoの将来性についてお客様の強い期待を感じました。さらなる飛躍のためにも、ファンドリのお客様のご期待やご要望にお応えし喜んでいただけるよう、さらに尽力してまいります。TPSCoはお客様の価値を最大限にするよう努め、確固たる国際的半導体ファンドリに転換しているところです。 引き続きご期待にそえるよう、最善を尽くします!

Featured News

タワージャズ、Maxim Integrated社の米テキサス州サンアントニオにある 製造工場の取得手続きを完了

2016年2月2日、タワージャズは、米テキサス州サンアントニオにあるMaxim Integrated社の8インチファブの取得手続き完了を発表しました。この買収により、タワージャズがグローバル展開している生産能力が拡張され、1か月あたり約28,000枚のウェハの生産増を優れた費用対効果で実現できるようになります。

この製造工場は、現在および今後予想されるお客様からの強い需要に対応するために必要であり、130nmまでのプロセスでタワージャズの先端のアナログプラットフォームをサポートできるようになります。

本取引の一環として両社は、タワージャズがサンアントニオ工場でMaxim社向け製品を製造する15年間の長期供給契約も締結し、他社製品の生産を徐々に可能にする範囲でおこなわれます。

タワージャズにはMaxim社との長年にわたる取引の実績があり、同社のサプライヤーとして独自のプロセステクノロジーを管理するパートナーとして信頼関係が構築されています。また、こちらの工場に、RF SOIなど当社のコアとなるスペシャルティ技術の認証を迅速に行い、お客さまからの大幅な需要増加にも対応できるように計画を進めています。
- ラフィ・モア

TowerJazz Texas
Press Releases
03/16 タワージャズ、APEC 2016に出展、車載市場向けに拡大したパワーテクノロジーを紹介 download
02/24 TowerJazz Provides 2016 Growth Outlook; Built upon 2015 Notable Increases in Record Revenues with the Associated Margins and Net Profit download
02/02 タワージャズ、Maxim Integrated社の米テキサス州サンアントニオにある 製造工場の取得手続きを完了 download
01/12 タワージャズとTPSCo、幅広い最先端のオートモーティブアプリケーション向けに先端のスペシャルティファンドリサービスを紹介 download
01/11 タワージャズとPIXELPLUS、TPSCoの65nm CISプロセステクノロジーを用いた比類なき高性能の最先端HD・FHD SoCセキュリティセンサを発表 download
12/23 TowerJazz Announces New Interoperable Process Design Kit for Keysight Technologies ADS on TPSCo’s Advanced 65nm RF CMOS Platform download
12/17 TowerJazz Signs a 3 Year Definitive Agreement with Semiconductor Laboratory, an Asian Governmental Agency download
12/08 JA三井リース株式会社、パナソニック・タワージャズ セミコンダクター株式会社への2020年満期の85億円(約7000万ドル)の 追加融資契約を締結 download
11/18 タワージャズ、Maxim Integrated社の米テキサス州のウェハ製造工場を取得、世界規模の生産キャパシティを拡大 download
11/17 タワージャズ、最大30%の性能向上とフォームファクタの縮小が可能となる 次世代パワーマネジメントプラットフォームを発表 download
11/11 TowerJazz Reports Record Revenues for the Third Quarter of 2015 with Continued Increase in Net Profit and Margins download
09/24 パナソニック・タワージャズセミコンダクター株式会社(TPSCo)、初の65nmミリ波110GHz帯RF CMOS向け総合プラットフォームを開発 download
09/17 タワージャズ、Great Wall Semiconductor社のLFETファミリー製品を パナソニック・タワージャズセミコンダクターの日本工場に移管 download
Featured News

TowerJazz Completes Maxim Fab Acquisition

TowerJazz announced it has completed its acquisition of an 8-inch wafer fabrication facility in San Antonio, Texas from Maxim Integrated. The acquisition will expand TowerJazz’s current worldwide manufacturing capacity, cost-effectively increasing production by approximately 28,000 wafers per month. The availability of capacity is needed to serve current and forecasted customer demand.

TowerJazz offers a broad range of customizable process technologies including SiGe BiCMOS and RF CMOS for RF and HPA applications. For many years it has been Maxim’s supplier for a family of high-end SiGe based products.

As part of the transaction, the firms signed a 15-year supply agreement under which TowerJazz will manufacture products for Maxim in the San Antonio facility.

Pixelplus to Manufacture Sensors at TPSCo

TowerJazz, TowerJazz Panasonic Semiconductor Co. (TPSCo), and PIXELPLUS announced they have collaborated to produce a state-of-the-art HD and FHD (full HD) SoC security sensor using TPSCo's leading 65nm CIS process.

PIXELPLUS integrates ISP and HD-Analog transmission function onto a CMOS sensor, said to be the first time in the world. The HD-transmission function enables data transmission over coaxial cables to distances longer than 500 meters. PIXELPLUS is said to hold number one position worldwide in the security/surveillance market, which includes 34% market share in 2014 by dominating VGA.

"Through our collaboration with TPSCo, we were able to produce an HD and FHD SoC security sensor with unprecedented performance," said Seo-Kyu Lee, CEO, PIXELPLUS.

TowerJazz signs agreement with Semiconductor Laboratory

TowerJazz announced the signing of a definitive agreement with Semiconductor Laboratory, an Asian Governmental Agency. Under the agreement, TowerJazz will leverage its manufacturing expertise and assets while providing during the coming three years the required process engineering and equipment maintenance support for successful operation of the facility. In addition, TowerJazz will provide support to help establish wafer reclaim capabilities and will provide training and procedures on the establishment of chemical lab capabilities.

The deal will generate revenues of approximately $35 million, which are incremental to TowerJazz’s revenues from its existing manufacturing facilities. This agreement allows TowerJazz to realize profits and cash generation from its valuable manufacturing expertise and its skilled engineering manpower.

TPSCo Announces Development of the First Comprehensive 65nm mmWave 110GHz RFCMOS Platform

TowerJazz and TPSCo announced the development of the first 65nm millimeter wave (mmWave) 110GHz RFCMOS platform targeted for a variety of applications, such as wireless communication (60~77GHz), automotive radar (57~86, mostly 77GHz), and imaging and scanning (100GHz), among others.

TowerJazz and TPSCo are expanding their mmWave platform capabilities by introducing new process modules and comprehensive validated EDA tools and modeling, targeted to support a larger application segment. The platform supports 110GHz with state of the art RF modeling for MOSFETs, inductors and transmission lines, a very large set of metal combination and a full set of RFCMOS elements. RF applications such as WiFi 802.11, Wireless HDMI, and WiGi that require 65nm mmWave technology can now utilize modeling capabilities up to 110GHz. In addition, this platform is automotive qualified at TPSCo's 300mm fab in Uozu, Japan, considered one of the best fabs in the automotive industry.

TowerJazz’s new RF process for 4G LTE

TowerJazz and TPSCo announced breakthrough in RF technology for next-generation 4G LTE smartphones and IoT devices. Through a collaborative effort, TowerJazz and its subsidiary TPSCo, have developed a new 300mm RF SOI process that can reduce losses in an RF switch by as much as 30% relative to current technology, improving battery life and boosting data rates. The technology is now being sampled to a lead customer.

“This achievement reflects our strategy to combine TPSCo’s digital technology with TowerJazz’s RF expertise,” said Russell Ellwanger, TowerJazz CEO. Guy Eristoff, CEO of TPSCo, said: “This process combines 0.18um TowerJazz RF SOI technology with TPSCo’s advanced 45nm process capabilities to create a silicon-based device with breakthrough performance. To our knowledge, this is the lowest Ron X Coff demonstrated in RF SOI devices with robust power handling capability.”

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